顎関節症外来
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顎の痛み・音・口の開けにくさを、詳しい検査で確認します
口を開けたときに顎が痛む、カクカクと音がする、口を大きく開けにくいといった症状は、顎関節症の可能性があります。
顎関節症には、顎の関節だけでなく、顎を動かす筋肉や関節円板、下顎の位置、咬み合わせなど、さまざまな要因が関係しています。
当院では、問診や触診だけでなく、コーンビームCTや顎運動検査などを用いて顎関節の状態を確認し、一人ひとりに適した治療方法をご提案します。
このような症状はありませんか?
- 口を開けたり閉じたりすると顎が痛む
- 食事やあくびの際に顎が痛む
- 口を開けるとカクカク、ジャリジャリと音がする
- 以前よりも口が開きにくくなった
- 大きく口を開けると顎が引っかかる
- 朝起きたときに顎や頬が疲れている
- 日中に歯を食いしばる癖がある
- 就寝中の歯ぎしりを指摘されたことがある
これらの症状が一つでも気になる場合は、顎関節や顎を動かす筋肉に負担がかかっている可能性があります。
症状を我慢せず、早めにご相談ください。
顎関節症とは?
顎関節症とは、口を開けると顎が痛む、顎から音がする、口が開きにくいといった症状の総称です。
子どもから大人まで幅広い年代にみられ、決して珍しいものではありません。症状や原因は一人ひとり異なり、筋肉の緊張が中心となっている場合もあれば、顎関節内部の関節円板や骨に変化が起きている場合もあります。
症状の種類や顎関節の状態を詳しく確認したうえで、必要な治療を選択することが大切です。
顎関節症の仕組み
顎は、関節・関節円板・筋肉が連動して動きます
顎関節は耳のすぐ前にあり、頭の骨にあるくぼみと、下顎の先端にある丸い突起によって構成されています。
口を開けると、下顎の突起である「下顎頭」が回転しながら前方へ移動します。その間には「関節円板」と呼ばれるクッション状の組織があり、顎の動きを滑らかにするとともに、関節にかかる力を吸収しています。
また、顎の開閉には、こめかみ付近の側頭筋や頬にある咬筋などの咀嚼筋が関わっています。
顎関節、関節円板、咀嚼筋が協調して働くことで、話す、食べる、あくびをするといった複雑な動作が行われています。
顎関節症の主なタイプ
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Ⅰ型咀嚼筋の障害
顎を動かす咬筋や側頭筋などの筋肉に緊張や痛みが生じている状態です。
顎だけでなく、頬、こめかみ、首の周辺に痛みや圧迫感が現れることもあります。
食いしばりや歯ぎしりなどが筋肉への負担につながっている場合があります。 -
Ⅱ型関節包・靭帯の障害
顎関節を包んでいる組織や靭帯に負担がかかっている状態です。
口を開けたり、食べ物を咬んだりすると顎関節周辺に痛みが現れ、耳の前を押すと痛みを感じることがあります。 -
Ⅲ型関節円板の障害
顎関節の中にある関節円板が、本来の位置からずれている状態です。
- 関節円板が一時的に元の位置へ戻る場合
- 口を開けたときに関節円板が元の位置へ戻ることで、「カクッ」という音が生じることがあります。
- 関節円板が元の位置へ戻らない場合
- 関節円板がずれたままとなり、口が開きにくい、顎が引っかかるといった症状が現れることがあります。
顎関節症と咬み合わせの関係
咬み合わせだけでなく、下顎の位置や動きも確認します
顎関節症は、咬み合わせだけが原因で起こるものではありません。
一方で、左右の顎関節は下顎の骨によってつながっているため、片側の顎関節の動きは、反対側の動きにも影響します。また、下顎の位置や動きは、上下の歯の接触状態によって影響を受けます。
下顎が本来の位置からずれた状態で動き続けると、顎関節や咀嚼筋に継続的な負担がかかる場合があります。
当院では、歯を咬み合わせた状態だけでなく、口を開け閉めしたときや、下顎を前後・左右に動かしたときの動きも確認します。
咬む力と顎への負担
食いしばりや歯ぎしりの強さも確認します
しっかり咬んで食べることは大切ですが、日中の食いしばりや睡眠中の歯ぎしりが強すぎると、顎関節や咀嚼筋だけでなく、歯や被せ物にも大きな負担がかかります。
咬む力が強い場合、次のような変化がみられることがあります。
- 歯がすり減る
- 詰め物や被せ物が壊れる
- スプリント療法
- 顎や頬の筋肉が疲れる
- 顎の骨に隆起ができる
- 朝起きたときに顎が重い
必要に応じて、咬筋の活動を確認する表面筋電計検査を行い、咬む力や筋肉の緊張状態を評価します。
当院で行う顎関節症の検査
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問診・触診・開口量の測定
症状が始まった時期、痛みが出る動作、関節音の有無、食いしばりや歯ぎしりの習慣などを確認します。
実際に顎を動かしていただき、口がどの程度開くか、顎が左右にずれていないか、関節や筋肉に痛みがないかを調べます。 -
問診・触診・開口量の測定
症状が始まった時期、痛みが出る動作、関節音の有無、食いしばりや歯ぎしりの習慣などを確認します。
実際に顎を動かしていただき、口がどの程度開くか、顎が左右にずれていないか、関節や筋肉に痛みがないかを調べます。 -
コーンビームCTによる骨の評価
コーンビームCTでは、一般的なレントゲンでは確認しにくい顎関節の骨の形や細かな骨構造を、立体的に確認できます。
下顎頭の変形や骨の吸収など、顎関節の硬い組織に変化がないかを評価します。 -
コンピューターアキシオグラフ検査
当院では、顎機能診断システム「コンピューターアキシオグラフ」を用いて、口を開け閉めした際の下顎の動きを記録します。
この検査によって、下顎頭の三次元的な位置や移動経路、関節雑音が生じる位置などを確認し、顎関節の状態や下顎の動きを治療計画に反映します。 -
表面筋電計による咀嚼筋の評価
必要に応じて、咬筋の活動を表面筋電計で確認します。
咬む力が強すぎないか、左右の筋肉の働きに差がないかなどを確認し、顎関節や歯にかかる負担を評価します。
※検査に関する補足
関節円板などの軟らかい組織について、より詳しい確認が必要な場合は、MRI検査が必要となることがあります。
当院が行う顎関節症治療の特徴
特徴1.
CTで顎関節の骨を立体的に確認
細かな骨構造まで確認できるコーンビームCTを使用し、下顎頭の形や骨の変化を評価します。
特徴2.
顎の動きを数値と軌跡で確認
コンピューターアキシオグラフを使用し、見た目だけでは分かりにくい下顎頭の動きや、関節雑音が起きる位置を確認します。
特徴3.
咬み合わせだけでなく筋肉の働きも評価
必要に応じて表面筋電計を使用し、食いしばりや歯ぎしりによる咀嚼筋の過緊張についても確認します。
特徴4.
矯正治療を行う場合も顎関節の状態を考慮
顎関節症を伴う矯正治療では、治療前に下顎の位置や動きを確認し、静止した状態と動かした状態の両方を治療計画に反映します。
顎関節症の治療方法
検査結果や症状に応じて、次のような治療を組み合わせます。
- 生活指導
- 薬物療法
- スプリント療法
- 噛み合わせ・矯正治療
すべての患者さんに咬み合わせの調整や矯正治療が必要になるわけではありません。
症状や検査結果に応じて判断します。