皆さんは矯正治療に
何を求めていますか?
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- 前に飛び出ている前歯を直したい
- 歯並びがガタガタなので、綺麗に整えたい
- 上の歯より、前に突き出ている下の歯を引っ込めたい
おそらく、上記のように「見た目の悪さを改善したい」と希望されている方がほとんどかと思います。
矯正治療の大きな目的は、歯並びをキレイに治すことです。
しかし、見た目だけがキレイでも、噛み合わせが悪ければ、歯が持つ本来の機能を果たすことが難しいです。 -
審美性と機能性の両立が重要
歯は何十年にも渡って使い続け、私たちが生きることを支えてくれる大切な組織です。単に歯並びが美しいだけでは、役割のすべてを全うできるとは言い切れません。美しい歯並びに加えて重要なのが、上下の歯列の正常なかみ合わせです。健康な口腔環境を維持するには、審美性と機能性の両立が重要です。
そのため当院では、関節学会専門医による診断と、顎関節・噛み合わせ・歯並びの総合的な判断により、
キレイな歯並びだけでなく、噛み合わせも重視した矯正治療を行っております。
健康的で自然な美しさの歯並びをお望みであれば、ぜひ当院までご相談ください。
3つの治療方針
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01
顎関節と調和のとれた
咬み合わせ顎関節は、直接咬み合わせの影響を受ける、重要な運動器官だと言われています。
そこで当クリニックでは、顎関節の動きに調和した咬み合わせを作ることを治療目標の一つとしています。
例えば出っ歯(上顎前突)症例では、一般的に咬み合わせ平面(後部)の傾斜が強く、奥歯の接触が下あごの動きを制限しているのです。
そこでこの傾向を緩くし、顎関節の動く経路と調和させることによって、下あごはさらに動かしやすくなるのです。-
治療前
咬み合わせ平面の傾斜が強く、下顎は動かしにくい。
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治療後
咬み合わせ平面が平坦になり、下顎は動かしやすくなる。
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02
なるべく小臼歯は抜かない
永久歯列期の治療では、主として小臼歯を抜歯しスペースを確保してきました。
しかし、当院では、なるべく小臼歯を抜歯することなく治療を行います。それは本棚に例えることができます。
すなわち図のように、本が棚の中で傾斜しているとたくさん入らず、さらに本を入れようとすると、すべての本を真っ直ぐに起こさなくてはなりません。
つまり、すべての歯を起こすことで、スペースが生じ、中間歯抜歯の割合が激減しました。
そうすることで、歯数を減らすことなく、しかも咬み合わせの力を垂直的に受け止めることもでき、一石二鳥なのです。-
8冊の本が倒れて入っている状態。
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本を真っ直ぐに起こせば、10冊の収納が可能。
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03
咽頭気道の確保
咽頭気道の狭窄は睡眠時無呼吸症発症のリスク因子の一つとされています。歯数を少なくする事なく(小臼歯非抜歯)下顎を前方に適応させる事で咽頭気道が前後的に広がってきます。
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治療前
下顎が後方に下がっている咬み合わせ(下顎遠心咬合)等はしばしば咽頭気道の狭窄が認められます。
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治療後
歯数を少なくする事なく下顎を前方に適応させる事で咽頭気道が拡大される。
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01
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高度な検査体制を整えています
歯並びの問題の原因を分析し、矯正治療計画を立案するための検査を行います
頭部や顔面にかけてのレントゲン撮影、歯並び・お口もとの写真撮影、歯型採得、唾液検査などを行い、検査結果を分析します。また、あごの痛みや違和感などがある場合は、顎関節のレントゲン検査や顎運動に関する検査を追加実施します。
また、当クリニックでは「歯科用CT」を導入しており、より高精度かつ精密な検査が可能です。歯根・埋没歯・過剰歯、神経や血管の位置、上顎骨や下顎骨など、従来のレントゲンでは分からなかった情報も三次元的に診断可能です。気道の大きさも測定でき、矯正治療で気道が狭くならないように注意するなど、一人ひとりのお身体に合わせた矯正治療の実現をめざしております。